アメリカローカルの格闘技大会に出た話②(激闘編)

参加賞のメダル

会場に着いて

車で1時間半の道のりを経てようやく会場近くのビーチにたどり着きました。
格闘技大会が開催されるビーチ、といえば閑散としたビーチのイメージだったのですが、そのイメージを覆すかのように、Summer Vacationを楽しむ家族たちでごった返してました。そう、このWild Woodというビーチは東海岸のアメリカ人が夏休みを家族で過ごすことで有名な場所だったようです・・・。
(余談になりますが、ここから北東に一時間ほど行ったアトランティックシティは、東海岸のラスベガスというカジノで有名な街でニューヨークのギャンブル好きの聖地となっているようです。)

アトランティックシティ

アトランティックシティ

車でそんなところに行ったものなので何に困るかといえば、そう駐車場です。
会場の駐車場は満車になっており、近隣の駐車場も軒並み満車。ようやく少し離れた場所に20時までしか営業していない駐車場を見つけてそこに止めました。
日本の柔術大会の感覚だと大体17時、遅くとも18時には終わるので、まあ大丈夫だろうという目算でしたが、これが大甘な感覚だという事を後になって知ることとなります。

試合が始まるまで

会場に着くと、入り口でエントリーの確認とともに体重の測定がありました。測定をクリアして会場に入ると、会場は驚くべき広さでした。試合場は16面もあり、4面程度でやっている日本の大会会場の規模とは大きく異なってました。
そんな広い会場の中で何とかジムのメンバーを見つけ試合順などを報告しました。

16面ある試合会場

16面ある試合会場

当日参加や他の階級から体重オーバーの選手を受け入れていたせいもあり、当日に一から試合カードを組んでいたこともあったので、当初の試合開始予定15時が大幅に遅れてしまってました。しかもネイティブを前提としている会場内のアナウンスは早いうえに聞き取り辛いというノンネイティブには極めて厳しい状況でした・・・

当日決まる試合カード

当日決まる試合カード

その後試合が始まる様子もなく、予定されていた15時を過ぎても一向に試合が始まる形跡がなく、とにかく時間が過ぎていきました。19時になって漸く名前が呼ばれ試合をすることになりました。19時といえばそう、駐車場の閉まる時間まであと一時間。その間ですべての決着をつけなければならないということです。
日本の大会だと、試合の間に十分な時間があるのですが、なぜかこのNAGAの大会は立て続けに試合をするとのことなので決勝まで勝ち残っても十分に時間はありそうだと考えました。時間の余裕を見て2試合とも一本勝ちで終わってやろうなどとポジティブシンキング全開で試合に臨みましたが、初戦でクローズドガードに入ることはできたのですが、そこから三角締めを狙って足を上げたところ足をまたがれてハーフガードになってしまいアドバンテージ負けになってしまい、三人トーナメントで三位になり、参加賞のメダルをいただくことになってしまいました・・・。
写真だといかにも勝ち進んで三位になったように思えますが、実は思いっきり参加賞です涙)
試合の後、トイレに行ったら悔しさなのかケガなどしないで安心したのか自分でもどんな気持ちかよくわからないのですが、涙が止まりませんでした・・・
ともあれ、幸か不幸か駐車場の閉園時間に間に合い、異国でアメリカ人たちがバケーションを楽しんでいるビーチで一人宿泊することにならずによかったと思います。

参加賞のメダル

参加賞のメダル

試合に出ての感想

色々大変なこともあったアメリカローカルの試合ですが、自分自身の思い出や、日本のジムでの話のネタになったり、非常に貴重な経験になりました。
何事も無駄な経験はないなと思える格闘技の大会でした。
ビジネスにおいても積極的にいろいろなことに取り組んで良い経験もふやせたらと思います!

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