海外での格闘技大会
「海外で格闘技の試合をする」といえば、格闘技の経験のない方からすると、K-1の魔娑斗選手とか柔道のオリンピック選手とかそんなすごいイメージがあると思いますが、今回はそんなイメージを覆すお話です。
日本でも、World Jiu-Jitsu Championship,Pan AmericanやWorld Master,など、IBJJF(国際ブラジリアン柔術連盟)の開催する大会は遠征する選手もいらっしゃるかと思いますが、そんなすごい大会とは違う、NAGA(North America Grapping Association)のローカルなアメリカでの大会のお話です。
ちなみに、World Jiu-Jitsu Championshipに関しては、日本の湯浅選手が挑戦するのが「情熱大陸」で放映されてましたね。
(https://www.mbs.jp/jounetsu/2019/06_09.shtml)
個人的には時差の調整が気になったところです。
※格闘技、特に柔術をあまりご存知でない方にはややマニアックにうつってしまうかも知れませんが、ご容赦ください。私の技量の問題もあり誰にも分かりやすくは書けません・・・
エントリー段階
はっきり言ってこれといったモチベーションはありませんでしたね。当時通っていたMaxersicse(現在は、Ribeiro Phiily https://www.ribeirophilly.com/)という道場の練習後に先生が、「今度近場のニュージャージーのビーチで柔術の大会があります。もしよければみんな参加しましょう」程度の軽い呼びかけをされていたので、その日空いていたので参加することにしました。(この辺りは日本の柔術大会と全く同じノリですね。)
試合までの期間
出場する大会は、NAGA Battle at Beach(http://nagafighter.com/index.php?module=eventinformationpage/573#)です。
直訳すると、「ビーチでの戦い」になりますね。なんか勝手なイメージですけど、カッコいいじゃないですか、ビーチで愛する水着美女を守るためにワルい男たちと闘う!なんとなくそんなイメージですよね。浅はかな私もそう思いました。しかし、本当の強敵はワルい男たちなんかじゃないんですね・・・。(すべて読んでいただくと全てが分かると思います。こいつはどうしようもない強敵です。)
まあ、そんな話はさておき大会へのエントリーはインターネットのみです。この辺りアメリカらしいですね。持続化給付金がインターネットのみになったら大騒ぎになり、某〇理士会が×理士のメールアドレスを使ってまで支援してくださいと言ってきた某国とは隔世の感がありますね。
という訳で当然のようにNAGAのサイトにアクセスして規約を読み込んだのですが、日本の大会とはすさまじく違うことに違和感を感じずにはいられませんでした。
日本の大会との違い
まず共通点として、当然かも知れませんが、大会は体重と年齢別で試合のカードが組まれます。
でもって、日本(IBJJFも含めて)と違う点としては。
①前日までのエントリーでなくても当日エントリーもOK(若干会費は高くなるが)
②自身がエントリーした体重を守れなくても失格になることはなく、その体重に応じた階級でエントリー可能(何故かペナルティーなし)
③出場の記念品としてTシャツがもらえる
という感じでした。
なので、試合のカードは結局当日にならないと決まらないことになります。
違和感を感じつつも、私は確かウェルター級(73㎏まで)でエントリーしました。
アメリカに来てから好き勝手な食生活をしていたので、少し減量が必要になり、当日までは手軽に食べれたビザや美味くて毎日飲んでいたワインも我慢してサラダメインの食生活をしてました。
そのおかげもあって、体重は何とかクリアしました。
試合会場まで
住んでいたフィラデルフィアの「近く」で開催される大会とのことでジムでも参加者が多かったのですが、会場のあるビーチまではこんな感じでした。なんと、車で1時間半の道のりです・・・